バックハウスという超人があらわれてしまったせいで、他のどの演奏も色あせて
見えてしまうね。

圧倒的な世界記録を半世紀も前に出してしまって誰も更新できない壁になっている
ようなものだね。選手は記録ボードをみるたびに自分との差を思い知らされることに
なる。

そんな存在だね、バックハウスは。

超えられない壁。目標とするにはあまりにも遠い目標。
満月を見て、そこに行きたくても歩いていけないことを誰でも知っているのと同じように。