>>730
ハンス=マルティン・シュナイトの意見についてはこれに全面的に賛同する立場です。
しかしカラヤンを「呼吸のできていない指揮者や演奏家」というのは語弊があります。

「できていない」から「手先だけ動かして」いるのではないでしょう。そうではなくて、
彼の60年余りの指揮生活の内の大半は「素晴らしい呼吸をするオペラ指揮者」でした。

しかし34年間のベルリンフィルとの音楽活動の中で、身体の自由が利かなくなっても、
指揮者の伝えようとする音楽をわずかな身振りでも奏者たちは読み取っていたはずです。
34年間一緒に呼吸をしてきた仲間たちなのです。いまさら「呼吸」云々の次元ではない。

シュナイト氏はもっと別の「できていない」指揮者を念頭に置いて発言しているのでしょう。