では吉田解説部分をおこしてみます。
2005年5/21放送
以下の部分は私のエアチェック録音を無断で文章化したものです。表記は翁の発音を反映させます。

「名曲のたのしみ。吉田秀和。
今日はショスタコーヴィッチの第14シンフォニー、作品135これをききましょう。これも前のシンフォニーに引続いて、声とオーケストラのためのシンフォニーで、まあ前作と一対をなしていると考えてもいいんでしょう。
ただしこっちは合唱はなくて、ソプラノとバスそれぞれ一人ずつのソリストにオーケストラという組み合わせです。だから、ま、マーラーの「大地の歌」、それに一番近いといっていいでしょう。とっている詩人はスペインのガルシア・ロルカ
、フランスのディオール・アポリネール、それからロシアのプーシキンの友達の一人だったっていうキュッヒェル・ベッケル、それにドイツの代表的な詩人のライナー・マリア・リルケ、こういったまあ大詩人たちの詩を全部で11集めて、大きな交響曲にまとめてあります。
それはどれも「死」(死ぬことですね)死をめぐる詩なので、よくこれは「死者の歌」とも呼ばれますけども、しかしこれは日本だけで通用する言い方なんだそーです。でその中には、休みなく次に続いてる箇所もありますが、大体最初の曲が序曲的な意味を持ち、それから234と
一まとめ、それから567とまた一単位、それから89、1011、こういうふうに全体で5つの部分から成っているともいえる。あるいは序曲を持った4つの楽章による交響曲といってもいい。