ショスタコーヴィチ27
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0650名無しの笛の踊り
2008/09/23(火) 03:16:48ID:vINHWE6Vゴメソ。スルーしたみたくなってたので遅レス。実は過去スレでこの曲の
解釈に触れたことがあるので、主旨の繰り返しになるのを懼れてた。
端的に言えばショスタコ版「田園」、ロシアの初春から春にかけての心象風景
として受け止めている。だが、作曲されたのは大粛清のあった1936-37年の直後。
第一楽章のただならぬ雰囲気は悲劇の影を引きずっている。だが冷たい空気の
中でも川の厚い氷が融け出し、静かに流れ出している。どこかで冬から目覚め
た鳥が鳴く(第一楽章末尾)。この鳥の声を模した音形がこの楽章のキーワード。
第二楽章は春の明るい空気の中で生きものや萌え出ずるものの祭典の音楽。
ここでは「明るい小川」のエコーも感じられる。第三楽章は農民の春の祭り。
ロシア農民の笛を模した(チャルメラみたいな)音形がこの楽章のキーワード。
筆舌に尽くし難い悲劇の後でのこの明るい音楽には作曲者一流の屈折が感じ
取れる。政治の世界から離れればロシアの自然は変わらずに悠久の営みを繰り
返している…。「国敗れて山河あり」みたいな雰囲気かな?
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