帯のコピーに「これで最後かもしれない、という思いが伝わってくる」とあるが、
全くその通りだ。29番のあの遅いメヌエットしかり(カラヤンはハイドンでもモーツァルト
でもいつもメヌエットは遅いのだけど)、いつもより遅い「悲愴」の2楽章しかり、
金管が張り裂けんばかりの3楽章といい(ここでのシンバルの音が細くて、丸で吊りシンバル
みたいに聴こえるのがちょっと残念)、全体にスタジオより粗い演奏が却って「最後」を
演出してるとすら思える。
こっちがそう思って聴いてるせいかな?
その意味で3枚通じて最も感動するのが、ブラームスのエンディング。