セルとカラヤンと言えば、

1960年だったか、セルのすすめでカラヤンが、ザルツブルクに客演した
クリーブランドOを振ることになり、このオケが得意中の得意としている
プロコフィエフの5番をプログラムに加えるよう、セルが熱心に口説いた。

カラヤンは承諾し、リハーサルを始めたが、オケの素晴らしい能力に感銘し、
しかしセルもまた、オケがいつもとは正反対の解釈に敏感に反応し、見事に
演奏したことに心を奪われたらしい。

これは、セルと、カラヤンと、クリーブランドOの、最上の出会いでもあったようだ。
カラヤンが、自著「プローベ」に、そのことを記している。