2006年7月3日 朝日新聞より
http://homepage3.nifty.com/seikado/sanpo1082.htm
細る助成団員”悲壮”
クラシック音楽の本場ドイツで、オーケストラーが苦闘している。
景気低迷のあおりで国や自冶体の助成金が削減され、資金不足を補うスポンサーも
なかなか見つからないでいる。若者のクラシック離れも止まらず、解散や合併、リスト
ラなど受難が続く。バッハやベートーベンらの屈指の音楽家が排出してきた「音楽の
国」で今、オーケストラーが「再興」を目指して、クラシックフアン層の掘り起こしに懸
命だ。バッハの活躍で知られた東部ライプチヒから東へ20キロのベーレン。人口7千人
の市の一角に今年創立43年の西ザクセン・シンホニーオーケストラーの拠点がある。
施設はあちこちで壁がはがれ、窓にひびが入ったままだ。火事で焼けたコンサートホー
ルは4年間放置されている。ベーレンや周辺の失業率は全国平均の2倍の20%を超え
る。同オーケストラーは周辺自冶体から助成を受けているが、ここ数年削減され経営難
にあえぐ。メンバーら約50人の給与カット、収入をあげるためコンサート回数を大幅に増
やし、昨年は過去最高の115回に及んだ。