もう一つ指摘しておくと、磁気テープ録音が実用化される以前には、
放送用アセテート録音以外に、映画用の光学フィルム録音があった。
ディズニーが「ファンタジア」で使ったように、ステレオやサラウンド録音も出来た。
あまり使われなかったのは、コストがかかる事と、光学録音機の準備と現像、プリントが
映画会社じゃなければ大変だったからだ。
光学録音なら長時間録音出来たし、SPよりもはるかに高音質で録音出来た。
編集も出来たし。
ただ、もちろん、磁気テープ録音が総ての点(コスト、音質、簡便性)で優位なのは
たしかで、映画業界も1950年代に入ると最終段階を除くポストプロダクションでは
磁気テープを使うようになった。