ベルリン・フィルにベートーヴェンやブラームスの立派な演奏を求める、
というのは日本のファンに限ったことじゃないと思うけど、
団員さんの方にはそんな意識があるだろうか、と思うわけ。
ベルリン・フィルについてある程度固まった印象を持っているファンの方が
ずっと保守的なんじゃないかと思う。

記憶はあやふやだけど、ポスト・カラヤンについて、
アバドを予想していた人間は日本のファンや評論家の間には
ほとんどいなかったと思う。願望をこめてカルロス・クライバーなんかも
挙がっていたが、それこそありえない話で、おいらなんかは、
現代寄りのレパートリーの拡大、という点で案外小澤かなと思っていたが、
アバドと聞いてなるほど、と思ったものだった。