全集を何回も入れる人って本人的にはどうなんだろうね。
やっぱり本人は最新のが一番よくって、最初のは若気のいたり、とか思っているんだろうか?
2回はまだしも、3回はちょっと節操ないような気がしないでもないが。

3回っていうと、アシュケナージ、ブレンデル、バレンボイム、園田さんもそうなの?

私は、ブレンデルの2回目は持っているが、あの路線でその先、っていっても、あまり
変わりなさそうだが。まあ聴いてないけど。
バレンボイムは1回目が一番切れてて、評判よいようだが。

ブレンデルは私も何年か前のディアベリのライブは聴いたし盤も何枚か持っているが、
精神的、という言葉を使うのには躊躇しない。
この人のリストを聴くと、もっとはっきりわかるが、この人はまったくはったりがない。
アラウと同じで地味で、精神的なリストを弾く。やはりそういう傾向の人なのではないだろうか?

ただ、師匠のフィッシャーもそうだけど、アカデミックな功績のある人はどうしても、
そういう理屈っぽさを色眼鏡されがちだと思う。つまり直観的なものが乏しいように
思われがち。これはすこし損をしていると思う。

フィッシャーのソナタはあまりまとまって出てこないけど、7,8,23,31,32があったような記憶がある。
正直今の耳では、可もなく不可もなく、といったところか。この人のバッハもそうだけど、やたら神聖視する
ほどのことでもないと思う。
唯一の例外がフルトベングラーと一緒に大爆発の皇帝で、これは未だにこの曲
のベストということもできると思う。

同じウィーン系だとスコダとかデムスもそうだが、グルダに負けないためにも、
そろそろ後世に残す名演、名盤を決めてみたいところだ。