だいたい演奏の好みは人それぞれだから、聴きたくなければ最悪は退場という
こともあってよい。ただ、今回の「事件」はどうもね。

あえて言えば、もっと凄い演奏家の癖の強い曲の演奏で退場のパフォーマンスを
演じてもらいたかった。
それならば評論家が命をかけて退場の勇を演じたことにもなろう。

20世紀の初め、「ハルサイ」がシャンゼリゼ劇場の初演で大騒ぎになった時は
演奏途中の退場したサン=サーンスぐらいの歴史に残る退場劇を、評論家だったら
演じて貰いたいところ。
後で頑迷と言われようが、保守主義者と罵られようが「自分はこの曲は受け入れ
られない」と明確な意思表示をする。
今回は全てが小さ過ぎる。