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オペラを振れない指揮者ジュリーニ

ジュリーニはオペラを振れない指揮者である。
それはキャリア初期のカラスとの「椿姫」を聞いても明らかだ。才能があれば
荒削りであろうともなにかしら光るものがあるものだが、まったく平凡どころか
無能に近い指揮ぶりであった。

同じくカラスとプレートルのコンビとを比べれば、その才能の違いは明らかだ。
そんな彼は何か変わったことをしなければ生き残ることが出来なかった。
テンポを異常に遅く取る演奏で特に交響曲において「生前には」成功を収める
ことが出来た。それはそれでいい。しかし、このヴェルディの最高傑作の
オペラをそのスタイルに近づけるという愚を犯した。

やってはいけないことだ。そういうことを考える自体、音痴を自ら証明している
ようなものだ。ジュリーニという指揮者はいずれ忘れられてゆくだろう。

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