『悲愴』に『月光』に『熱情』という有名曲集のような選曲からは愛が感じられないね
緩徐楽章はいいが、全曲となるとテクニックのキレという面で辛いのは誰もが思うところだ
中では『告別』と『第27番』が彼にはうってつけの曲のように思えるが、
同じEMI系の古くはシュナーベル、コルトーとほぼ同じ時期に録音されたナットやソロモンの名演
と比べるとかなり分が悪い(おそらくこのことが長年商業化を妨げた最大の要因だろう)
20年代のピアノロール録音にあるようなテクニックで、
今回の録音にあるようなコルトーならではの表情豊かなタッチが聞ければ言うことないのだが…