「パリの喜び」という曲なんですが、これはオッフェンバックの作曲なのか、
はたまたラベルの弟子のロザンタールの作品なのか、よくわかりません。

大手レコード会社の表記では、オッフェンバック作/ロザンタール編曲 というのをよく見かけますが、
スコアをよく見ると、随所にロザンタールならではのアイディアがちりばめられており、
単なる抜粋・編曲とは思えないのです。

個人的には、ロザンタールの労力を認めて、「パリの喜び」=ロザンタール作と表記してもいいと思うのですが。
ネット検索上では、「パリの喜び」をロザンタールの作品としているところはひとつ(東芝EMI)しかなくて、そのほかは
オッフェンバックの作として表記していました。
営業的には、知名度の高いほうを出すのは仕方ないかもしれませんが、これはどうなんでしょうか。

オッフェンバックの没年は1880年、対して、「パリの喜び」の初演は1936年だったと思います。
五十年以上の開きがあるのですが、その割にはロザンタールは過小評価されているのではないか、と。
ちなみにロザンタールの没年は、2003年であり、まさに現代の音楽家であったのです。