>>625
>劇としての構造があらわになり
>身も蓋もない,救いのない惨劇としての面が際立ってしまう
なるほど、そういう話なら理解できる。

とくにクレンペラーのオランダ人はドレスデン初演版で、
序曲からして(ワーグナーが後から付け足した)「イゾルデの愛の死」を
思わせる和音がないものね。おいらなんかは、ドレスデン初演版と
通常使われる盤を聞き比べると、通常の盤の方が「嘘」が多いと感じてしまう。
ゼンタの死が、オランダ人にとってはともかく、ゼンタ自身にとっても救いになる、
とは思えないからな。やっぱりクレンペラーの発想も、「ワーグナーにあまり共感しない」
人間のものなのかもしれないな。あれだけの名演がどうして受けないのか、
おいらには不思議だったけど、ちょっと分かってきた。ありがとう。