>>611
「妙におどろおどろしいところがなく、透明度の高い爽やかなもの」
というのはそのとおりだろう。がそのために劇としての構造があらわになり
身も蓋もない,救いのない惨劇としての面が際立ってしまうのだな。
長尺としてはオランダ人全曲とワルキューレ1幕だけだが
ゼンタとエリックにしてもジークムントとジークリンデにしても
甘いムードをただよわせる部分がまるでない。
これを単にきれいな音楽として自然に受け止めることはできないな。
たまに心して聴くべき貴重な名演という感じ。