指環に出てくる神々や英雄や美女たちよりも、ブサイクのあまり愛を断念
するアルベリヒや、育ての子に父と認めてもらえないミーメや、不倫の子
であることへの劣等感の塊になっているハーゲンに、自分との共通性を感
じ、彼らに感情移入しながら指環を聞いていました。

最近では、ひょっとしたらこの感情は、自分が実父の子か継父の子か分か
らず、悩み続けていたワーグナー自身の一面が投影されたキャラたちなの
かな、もしかすると彼自身も自分の容姿に自信が無かったのかな、と考えて
います。