クラシックギター総合スレ part38
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0944名無しの笛の踊り
2008/06/03(火) 12:55:03ID:yoMntF4o80年代”ギターを弾こう”のテキスト(確か松田晃演氏が講師だったと記憶している)の巻末に
濱田滋郎氏が書いたエッセイの中で、セゴビアのシャコンヌ初演について「当時既に
ヴァイオリニストから”聖典”と呼ばれていたシャコンヌを、スペインの一民族楽器と看做され、
クラシック音楽の楽器としての地位が確立されていなかったギターで演奏したために賛否両論
となった」といった記述があった。 この記述から判断できるのは、批判されたのは”ギターで
シャコンヌを弾く”ことそのもであったことで”セゴビアの解釈”が否定・批判されたかどうかは
不明である。
今日から見ればセゴビアのシャコンヌの解釈はかなりユニークなもので原点至上主義者からは
批判の対象でさえあるが、ストコフスキーのオーケストラ編や、戦前のヴァイオリニストの録音から
当時(20世紀初頭)において彼のスタイルがそれほど奇異なものではなかった可能性は高い。
音楽史上後期ロマン派は概ね1910年あたりまでで、時代としては既に近代に入っていたとはいえ
大衆の好みが常に時代の最先端と一致しないことは、今日においても現代音楽愛好家が
クラシック音楽ファンのマジョリティではないことからも明らかで、セゴビアのシャコンヌの解釈
そのものは当時の大衆に受け入れられたからこそ、ギターがクラシック音楽の楽器としての地位を
確立する礎となりえたのだろう。
すなわち、ここでの結論は今日の視点からからするときわめてユニークに映るセゴビアの解釈は
彼が音楽の基礎を習得した時代背景(後期ロマン派の影響が強く残っていた20世紀初頭)からすると
極めて常識的な解釈であったともいえる。
また、それを習得したバックグランドとしてタレガ〜リョベートの影響を否定できないのは>>842に
ソースを挙げたとおりである。
濱田氏のエッセイについて、上記の通りソースを確認していないので事実誤認があった場合は
訂正されたい。
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