荘村の若い頃は確かに指も動いていたし、音楽性も国際的と言われると?ではあったが、
そこそこ国内で、トップギタリストとして名をはせる位ではあったと思う。
ところが、口べたとかルックスで出遅れていた「本物」渡辺のすごさが知られるようになり、
九州から天才少年が現れたりして、結果として荘村が色あせてみえてしまった、
というのが俺の印象だ。
年とともに、技術が衰えるのは仕方がないにしても、練習で衰えを食い止めたり、音楽性の充実で補う、
見た目の派手さよりも、じっくり聴かせるタイプのギタリストに路線変更していたら、また違ったと思う。
あるいは国際コンクールの優勝歴があったり、福田のように指導力を発揮していれば、
これもまた、違った現在があっただろう。

いずれにしても、昔のかっこよさが記憶に残っているだけに、時々立ち止まるようなあの演奏を聴いていると
寂しいと感じる。