虎狩は初体験だったが、演奏がどうのこうのというより曲そのものが気に入らなかった。

凡百の現代音楽に比べればメシアンの音楽は聞かせるものがあることは確かだが、
全10楽章、90分という長さの意味が見出せない。

有名な第5楽章は華麗で結構だが、それ以外の楽章はどれもこれも似たような感じ。まるで金太郎飴だ。
無調音楽推進者は十二音技法によって無限の表現方法が得られたと思っているらしい、
が、実際はどれもこれも同じような灰色の音色ばかりだ。

無調というのは「無限の可能性」ではない。
無調というのは「無調という一つの調性」なのだ。