「Bottcelli:The Virgin and Child with Saint John and an Angel」を見るとよい。
この聖母にはいままでの絵画にはない「憂い」が見られ、美しい絵ではなあるが、彼は貴族の嗜好に阿ぬ「Masaccio」を見ているはずである。

そして彼は自分が絵画に求めたもの、即ち「女性の肌の美しさへの執拗な拘り」への道へと突き進む。

「Masaccio」が表現した冷徹なリアリズムは、後世の二人の巨人によって、一方は絵画において、他方は彫刻において完璧な芸術作品として完成される。

ピエロ・デッラ・フランチェスカに惹かれているようでは「時に甘い」のも頷けるのである。