昨年夏のザルツブルク音楽祭での内田さんのコンサート
1日目ベトソナ28(OP101),29(OP106)
2日目ベトソナ30(OP109),31(OP110),32(OP111)
を聴きました。正直驚いたのは、ヨーロッパの人のファンが本当に
多いということでした。(両日満員でしたが、日本人はまばらでした。)
少なくともにわかファンなら、寝てしまいそうなプログラムなのに、
私の周りというか見渡す限り、皆さん身を乗り出して耳を傾けている
という雰囲気でした。拍手も盛大でした。

音楽は好みだと思います。いくら他の人がおいしいおいしいと言った
からといって、実際に食べてみたら自分の口に合わないということと
同じじゃないかなと思います。実際にそういうこともよくあります。

私は少なくとも内田さんの演奏は自分の呼吸とよく合います。よく涙もします。
CDだけじゃなくて、実際に演奏会にできうる限り通って時間と音を共有したいと
思う演奏家です。

他の人の評価とかじゃなくて、自分で実際に聴いてみて自分の心の弦を震わせて
くれる演奏家を見つけるのが、音楽の楽しみじゃないかなと思います。

もし、おいしくない演奏家に出会ったら、こっそり胸にしまって帰ります。

それは自分には合わなかったということだけだから、自分の中の秘め事にします。