次に署名する者たちは、ブレンデルの主筆をつとめる音楽雑誌をその機関誌とするある党派の
活動を、かねがね遺憾の念をもって見守ってきた。上記の雑誌は、真摯につとめている音楽家
たちは結局はこの雑誌の主張する方向と意見をひとつにし、この方向の指導者たちの作品の
中に芸術的な価値のある作品を認識し、あまねく、特に北ドイツにおいていわゆる未来音楽の
賛否をめぐる論争が、しかもこの未来音楽に利するかたちで戦わされるであろうという見解をたえ
ず広めている。
こうした事実をゆがめた見解に対して抗議するのは、署名者たちの義務と考え、少なくとも署名
者の側としては、ブレンデルの雑誌の述べている原則を認めない。しかも「新ドイツ派」の指導者
たちや生徒たちの作品は、一部は件の原則を実際に応用したり、また一部はたえず新奇で前代
未聞の理論を打ち立てることに無理してつとめており、彼らの作品は音楽のもっとも奥深い本質
に逆らうものとして、非難もしくは批判されてしかるべきであると認識する。

ヨハネス・ブラームス
ヨーゼフ・ヨアヒム
ユーリウス・グリム
ベルンハルト・ショルツ