Musik-Konzepteをざっと見てみた。

ウォルター・レヴィン(もちろん、ラサールSQの)の論文、
「アドルノの弦楽四重奏のための二つの小品作品2」の冒頭に、
アドルノとシェーンベルクの関係についての考察が、
ドキュメント付で付されていた。

>>324氏が引用してくれた文章は、シェーンベルクが、「新音楽の哲学」刊行の際に、
ハンス・ハインツ・シュトゥッケンシュミット宛に書いた手紙(1949年12月5日付)
にあった。「おぞましい」の原語はekelhaft、直訳すれば「吐き気がする」(笑)
こりゃ相当の嫌悪感の表明だな。

ただシェーンベルクは、アドルノのストラヴィンスキー批判が気に入らなかった、
というよりは「新音楽の哲学」そのものが、さらに言えばアドルノ本人が、
気に入らなかったようだね。同じ手紙で「こいつには我慢がならない」
なんて言ったあとで、「余談だが」(nebenbei)と>>324氏の引用になる。

シェーンベルクのアドルノ嫌いは、レヴィンによれば、ベルクの弟子時代
にさかのぼるもののようだ。ベルクも、シェーンベルクにとりなしの手紙
なんか書いている(笑)