>>115 「精神の歪み」を「分裂症傾向とか二重人格的性向」というような
学術用語っぽい語彙で言い換えても同じことでしょう。

アドルノの理論と彼の批評の具体的内容との不一致が仮にあるとして、
その原因を、貴兄はアドルノ個人の人格的特性(精神の歪み、分裂症傾向、
二重人格的性向、その他)に求めておられる。
アドルノの「音楽理論」についてではなく、>>113
>“アドルノの物語”
を語りたいのは貴兄自身なのではありませんか?

デリダの流行以降、日本でも「作者の死」を叫んで回る評論家?は
多々おりましたが、そういう比喩的な意味だけではなく、
アドルノ本人はもう30年近く前に死んでおります。
アドルノに会ったこともなければ、血縁関係にもない私自身は、
アドルノ本人がどのような人物であったかには、ほとんど興味はありません。

アドルノが生きていているのであればともかく、死んで30年近くも経って
いまさら当人について「精神が歪んでいる」とか「独善的だ」とか「無責任だ」とか
言っても仕方のないことのように私には思えます。
もちろん、貴兄がアドルノの文章を読んで不快だと感じるのは貴兄の自由ですが。

>>119
今も入手できるものかどうか知りませんが、「楽興の時」(三光・川村訳、白水社)
の冒頭に収録されている「ベートーヴェンの晩年様式」をお勧めしておきます。
その他の文章もアドルノの音楽論の特徴を良くあらわすものが収められています。