ここで語られている2人の指揮者が両方スウェーデンのオケの常任だというのも奇遇だが、
たこ親父の評価で、喰わせ物というのは、一筋縄ではいかないとかいう意味を含んでいるなら、
ハーディンがGMJOを指揮すると、スカスカの音楽なのにVPOだとそれなり艶が乗るとか、
マーラー10番を映画音楽のように演奏するのに、6番はいつものスカスカ音楽だとか
モーツァルトだとラトル以上にノンビブラートな演奏をさせるのに、後期ロマン派のマーラーでは
そうでないとか、一貫性がないアプローチをしているから喰わせ物だと評価するのはわかる。
ドゥダメルのフレージングは他で聴いたことがないものがない変わったもので、ベートーヴェンでさえ
その違いが出てくるし、誰が見ても統率力があるし(青年オケをあのレベルに纏め上げれるのだから)、
情熱的でもロマンチックでもあるから、音楽の原型を垣間見せるので比類ない天才だと言わしめるんだろう。
底が浅いと感じるのはわかるよ。例えば少し遅めのテンポをとると、本来加わるべき陶酔感が乗らない
ことがままある。これは年齢を重ねることでテンポ処理を正しくして行くことで解決されるのじゃないかと
見ている。まだ20代だから。70代の老指揮者のようにはさすがにいかんだろう。