テューレックは、グールドへの愛の試金石である。
グールドを愛していた人間は、実はグールドの演奏の中にある
テューレック的なものを愛していたのであり、知らずテューレックを
愛していたのである。したがって、グールドを愛していると公言しながら、
テューレックを否定する輩は、グールドの演奏の本質を愛していたのではなくて、
そのタレントとしての要素を、レコード会社の演出に煽られて、愛していたに
過ぎないのだ。