>>130
>メロディアのマスターはドイツからかっぱらって来たものだから
>板起こし業者と同じ海賊盤でしょ?

 ソ連の身方をする気は毛頭ないが、ソ連のカッパライ問題についてこの際、はっきり
させておきたい。

 ソ連兵が占領地ベルリンでドイツ人の紳士から腕時計をかっぱらって自分の腕にはめ
て私物化して白ばっくれたら、立派な戦時犯罪だ。
 しかし、「正規に交戦している敵国の占領地の財物(穀物、貨幣、貴金属、その他もろも
ろ)を押収し、自軍の兵站や戦費賠償に充てる」ことは、戦時国際法上、何ら違法ではな
かった。

 もちろん、ソ連兵が第二次大戦中、占領地で行った殺人、強姦、強盗等の犯罪行為は史
上希に見る大規模なものであり、何ら免責される理由のあるものではない。
 ソ連の全権利・義務を受け継いだロシア連邦の軍当局は、当時の戦時犯罪行為の実行犯、
および軍紀の乱れを黙認した士官、将官を直ちに軍法会議で処罰し、金品を持ち主に返還さ
せ、犯人に被害者への賠償をさせてしかるべきだ。

 しかし、ソ連軍が正規の手続きを踏んでドイツの録音テープを押収し、私物化せずにキチン
と国庫に収納したこと自体は、違法とは言えない。

 残る問題は「金塊や穀物や生産機械と違って、代替性が一切存在しない美術品や録音テー
プを賠償に充てたのは、当時の戦時国際法上はどうあれ、今日の価値観から見れば問題が大
きすぎる。これらの物品は、場合によっては貨幣と交換してでもドイツに返還するのが、人道上、
妥当ではないのか」ということが一つ。
 もう一つは「ソ連は物品としてのテープは押収したが、フルトヴェングラーとBPOの著作権まで
は押収していないし、押収できる根拠法も無かった。メロディア社は著作権者の意向に反して出
版したレコードの売り上げのうち、著作権料相当分を、指揮者やオケメン及びその遺族に支払う
義務があるのではないか。」ということ。