EMIのプロデューサーのウォルター・レッグは,フルト
ヴェングラーに対して「良い演奏でしたが,期待したほどではありませんでし
た。」と言い,フルトヴェングラーはこの発言から立ち直るのに2日かかった
のだそうです(「カラヤンとフルトヴェングラー」中川右介著,幻冬舎新書,
231頁)が,今回の録音を聴くとそれも有り得ることのように思えます。

 一方のEMI盤については,これらのことを総合して考えると,レッグはリ
ハーサルの方がレコードとして適切であると判断し,リハーサル録音に問題が
あったか,本番の方が良い演奏と判断した第3楽章などの部分を編集して発売
したのではないかと思われます。
http://homepage1.nifty.com/classicalcd/cdreviews/2007-2/2007072801.htm