発起人(夫)。
「ヴォツェック」と言えば・・・(個人的な思い出話はじまる!)
初めて聴いたのは 幸か不幸か まだ中学生のとき、ワルター・ベリーがタイトルロールの
ブレーズ/パリ・オペラ座(CBS Sony)のLP盤だったのですが、
なんか子供心に物凄いリアリティを感じ、怖さが先に立ってしまって、
正直 音楽の内側にまで入り込めなかったものです。

本来なら 順序は逆なんでしょうが、私の場合 その次に出会ったのが
F=ディースカウ!のタイトルロールで有名な 巨匠ベームによる「古典的な」
わかりやすい音作りの全曲盤(DG)LPでした。
このおかげで、一気にベルクの世界に はまりこみました。
お気に入りの「ヴォツェック」のディスクは、私には いまだにベーム(DG)盤です。
それは何と言っても 私が偏愛するゲルハルト・シュトルツェ(T.)が演じる
「大尉」の貢献が大きいのです。
その小心さ、小狡さ、卑怯なキャラクターを演じたら この人がもう最高です!

妻 「確かに この往年の性格テノール、G.シュトルツェの
創り出すキャラクターそのものが、すごく“スケルツォ”っぽいわよね!」

私 「シュトルツェは、ヴォツェックの この“大尉”の他 
サロメの“ヘロデ王”がベストと言い切ってしまおう」

妻 「ワーグナーでも ミーメやローゲなんかじゃ ある意味 
いまだに誰も比肩できない個性よね。
マイスタージンガーのダーヴィッド役が 
音の良いスタジオ録音で残ってないのが惜しいわ!」