>>484
タテノリ、ヨコノリというのは上手い表現ですね。
確かにベートーヴェンの《第7交響曲》のスケルツォは、ワクワクするような推進性を、
中間部はブランコにでも乗っているような浮遊性を感じます。 なるほどタテ・ヨコ感覚ですね。
そしてこの分類は、1小節を1つに振る限りテンポの速い遅いには関係なく有効だということ。
《運命》のホルンテーマは速くはないけど確かにタテノリですね。

また、2拍子の話題が出ていましたが、タテノリの速いリズム感では、4小節を1つの単位として
4分の12拍子的な感覚もあるように思います。だから、《第9交響曲》のトリオを出さずとも
すでに、基本的には4拍子的になっていると・・・・・
ベートーヴェンは《第9交響曲》のスケルツォの展開部に、こういったことを意識して
Ritmo di tre battute(4分の9拍子=3拍子)
Ritmo di quattro battute (4分の12拍子=4拍子)
と、スコアに書き込んだのでしょう。これが記譜上も2拍子の《狩のスケルツォ》に繋がったのだと思います。

そうなると、1拍(=1小節)を3つに割る(三連符)こだわりも少なくなって、4つに割る(16分音符)スケルツォも不自然でなくなってくる・・・・