>>475
ベートーヴェン的スケルツォというのは、僕は4分音符3つがたたみかけるような、まるで3連符の嵐のようなものをイメージします。
交響曲で例外は《運命》だけですね。
<ブルックナーは全部ベートーヴェン型>
こういう感覚からすると、ブルックナーは《狩のスケルツォ》以外はすべてベートーヴェン的でない思います。
僕の一方的な感じ方で、見方がぜんぜん違うのかも知れませんが・・・・
ブルックナーのスケルツォの速い方は、4分音符3つの速いリズムではなくて、
8分音符6つの速いリズムだと思うのです。これはシューベルトの《大ハ長調》なんかと同じリズム感覚だと思います。
たとえば《エロイカ》のドドド・ドドド・ドーレドシラ・ソーーというメロディーの中の8分音符は、単に3連符のあとの2つを分割しただけで、あくまでも4分音符3連符のリズムの中にあると思います。
それに対して《大ハ長調》はソソラソラソ・ドッドッドッというイメージで僕は聴くのですが、3拍子ではあるけど、リズムの動きが速い8分音符が中心になっているように感じます。
両者の8分音符の意味づけはまったく違うように思います。

だから<「未完成」の3楽章のスケッチは、コテコテのベートーヴェン型です。>
には賛成しかねます。僕のイメージするベートーヴェン型は、速い3連符ですから。
もっとも、このスケルツォは、ベートーヴェンの《第2交響曲》のトリオのリズム感に非常によく似ています。
ですから、ひょう窃の指摘を恐れて作曲を中断したなんて説もあるくらいです。
でも、これは《大ハ長調》のリズム感につながるものであって、決してひょう窃ではありませんね。