<「C-F」のモットー動機がCarolineとFranzを表しているなんて解釈も面白いです。>
モロシューマン風の音名とイニシャルの語呂合わせ。
こういうのベートーヴェンにもあるという話だから、シューベルトにもあっておかしくはない。
まあ、意図的なんでしょうねえ・・・・・
C↓Fの5度 下行ではなく、C↑Fの4度上行がなんか意味深。
この主題は、16分音符の後に装飾音がつくという一風変わったリズムですが、
これがいわゆるハンガリー風というのでしょう。
さらにこの主題は、甘くメランコリックで『愛の主題』と言ってもいいような感じですね。
それがきっちりと、上記のようなネタを含んでいるところがすごいです。

<いっちょ前にロマンスというようなものがあったとは信じがたいですが(笑)。>
伝記の中では、1回だけ交際した話が出てきます。 テレーゼ・グロープという人です。
ほかにも伝記に現れない交際はあったかもしれません。 まあ、彼はその方面では普通の男だったと思われます。

<シューベルトも、弦楽四重奏などと同じで>
Op.29−1ということで1曲出版しましたが、売れ行き悪かったのか、
Op.29−2もOp.29−3も、作曲はしたけれども、生前は出版されませんでしたねえ。 多分難しすぎたのでしょうね。
それに対して、仰るように、連弾はたくさん出版していますから、よく売れたのでしょうね。

<D.940って死後出版じゃありませんでしたっけ?>
死の翌年、1829年ということらしいですね。

<献呈の作法(?)として自筆譜が送られるなんて聞いたことないですし。>
普通は職人に綺麗に筆写させて献呈の辞をそえるものですね。
シューベルトの死後、出版社にあった自筆譜を蒐集したのかもしれません。
しかし、注意すべきは、この自筆譜、プリモとセコンドを別々に書いてある。
すなわちオケで言えばパート譜なんですね。 作曲者自身による筆写譜これすなわち自筆譜・・・・