それでもう一曲思いついたんですけど 「中間二楽章が同じ調性の交響曲」。
ショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」! どうですか。
第2楽章 モデラート (poco allegretto) は 穏やかな四拍子のスケルツォ主題、4拍子のスケルツォ、
第3楽章 アダージョ。 コラール主題が印象的な祈りの楽章、
どちらも♯2つだから、ロ短調ともニ長調とも解釈できます・・・

もちろんチャイコフスキー以上に調性を特定するのは困難ですが、
私は敢えて、二楽章ともニ長調が基調であると解釈したいです。
平穏な過ぎ去りし日の回想(スケルツォ)と、
失われてしまった平穏な日々への祈りと慟哭(アダージョ)、
どちらも同じロシアの大地に立脚することが、同一の調性では?という仮説への多少希薄な根拠です。

片や、これら中間二楽章を挟んでいる第1楽章と第4楽章は、
(戦争と勝利という従来の解釈は近年マユツバとされてますが、)
少なくとも発端と結末というふたつの繋がった時間経過に在ることは間違いないでしょう!
(ハ長調で始まり、ハ長調で終わる)。