なお、「冒頭の<Allegro moderato>はノーヴァクが勝手に推測して付けくわえた」という点について。

1878年稿には1874年稿の簡略化版という側面が認められると思うので、
1878年稿と同じ「Allegro moderato」はそれなりの説得力があるように思える。
ただ、第1楽章がそうであるように、改訂前後で基本テンポの指示が変化した例も複数あるので、
1878年稿の指示を1874年稿に適用できるとは限らないとも言える。
とはいえ、括弧付きなので校訂者による追加であることも識別できるわけだし、
校訂報告を残さずに死んじゃって説明不足ではあっても、「勝手に」というのはちょっと厳しすぎるかも…

それにしても、そもそもなぜ楽章冒頭の指示がないのか…
(最初からないのかor抹消されたのか、意図的なのかor不注意なのかetc.)