ヴァントのラストレコーディングが最高至高の演奏だ。
自分は幸運にもヴァント最後のツアーの本当に最後、フランクフルトの
アルテオパーでの彼の生涯最後のコンサートを聴くことが出来た。
席は最前列、ヴァントの真後ろ。このお陰でヴァント指揮芸術の全てを
見る事が出来た。第一楽章コーダ手前のテンポがどんどん落ちて行く
神秘的な表現。ホールが原始霧に包み込まれた様に感じた。又、第四楽章
コーダにおける天の高みに昇ってゆく所は会場全体が、神々しい輝きに
満ち溢れた様に感じた。CDの音は無難にまとめているが、実演はもっと
熱い真摯な演奏だった。