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お宅様が敬愛しているであろうブラームス。
ロベルトが亡くなり数十年が経ち、未ロベルト作品の世評は未だ芳しくない。
勝気で気丈夫なクララといえど生の人、女性である。
夫ロベルトの作品は絶対であるという信念に揺らぎがあったこともあっただろう。

そんなときは、決まって彼女のアドヴァイザーはヨアヒムかブラームスであった。
件のピアコンop54についてブラームスは「まったく改訂、修正する必要なし!
手を加えてはいけません」とクララに述べたそうだ。

シューマンのピアコンは駄作などではなく、稀にみる芸術作品なのです。