以下トークイベントいい加減うろ覚え書き(録音してた人補填よろしく)

Q.移籍第一弾に「10番」を選んだ理由は
A.今「10番」こそマーラーの他のどの交響曲より聴かれるべきだからです。マーラー演奏には偉大な音楽家
  による素晴らしい盤がたくさんありとてもポピュラーでしょう。ですが「10番」はそれがありません。ま
  だ伝統にまみれていないこの曲でDGとのプロジェクトを始めるのはとても重要だと思いました。
Q.ハーディングさんはこの「10番」を世界各地で取り上げてますね。
A.私はこの「10番」をユースオケやベルリン・ウィーンの両フィルハーモニカー、UKや欧州あちこちで演
  奏しています。国籍やレベルもさまざまなオケと演奏することで、その都度いままで気づかなかった技術
  面での問題に気付き、さまざまな方法で演奏することでいくつもの解決方法を発見し、音楽を生成できる
  んです。録音はしましたけれど、これからも「10番」は取り上げます。
Q.クックによる「演奏可能版」で録音したんですね
A.晩年のマーラーは最後の3つの交響曲を指揮できず、また聞くこともできずしかも「10番」を完成させる
  ことができませんでした。当然改訂することもかないませんでした。もし、マーラーが実際に曲を耳にして
  いたら必ず改訂の筆をとっていたはずですが、それは誰にもわからないことです。
Q.ウィーンフィルとは初録音であり、彼らにとってもこの[5楽章版]は初めて
A.「10番」をウィーンフィルと録音するにあたり最も重要なこと、それはこのオケのサウンドがマーラーが作
  曲するのにあたって想定していたであろう音色に近いことです。そしてこれを忘れてはならないのですが、
  ウィーンフィルが持つ柔軟性が、マーラーの楽曲が持つレントラーやワルツといったオーストリアの舞曲の
  ルバートの要素を的確に表現できるのです。
Q.もしマーラーがいまここにいたら何と言いたいですか
A.「お詫び申し上げます」です笑 あと「10番を完成させてください」ですかね