ブルックナー 交響曲第6番
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0810792
2011/01/04(火) 08:12:03ID:gRGuXOQp先ほど触れた第4番のフィナーレ、その第3主題のテンポについて。
第2稿では第2主題と共通なのが(第3主題に何も指示が書かれていない)、
第3稿(≒初版)では、第1主題のテンポに戻すよう指示(「(Im Hauputzeitmaß)」)されている。
第1主題の後半と第3主題に同じ音価の6連符が繰り返し用いられ(ともに1880年稿で追加)、
展開部では両主題が同時に扱われると見られる箇所もあることから、筋が通った指示に思われ。
ここで第6番第1楽章を見てみると、
第1主題のオスティナートと第3主題に同じ音価の3連符(8分音符×3、四分音符1拍分)が見られ、
ともに繰り返し用いられることでリズム面(ブルックナー・リズムとして)を強く特徴付けており、
初版で第3主題のテンポを第1主題に合わせたヒュナイスの指示もわかる気がしてくる。
もっとも、第1主題と第2主題にも、その倍の音価の3連符(4分音符×3、二分音符1拍分)という共通素材があり、
それならヒュナイスに第1主題と第2主題のテンポもリンクさせる考えは出てこなかったのか、とか、
直接的には第3主題からの延長であろう3連符が活用されるコデッタ〜展開部前半やコーダ前半で、
しかも第1主題が扱われるところで、ヒュナイスは「Ruhig」を含むテンポ指示を出し、
より遅い第2主題のテンポを設定したブルックナーに倣うかのような態度を採って首尾一貫しないぞ、
といったツッコミは容易に可能。
つまるところヒュナイスは、「盛り上がるところではテンポを速めて、静かなところでは緩める」という、
いかにも後期ロマン派的な演出プランに素直に従っただけかもしれないけど、
では、なぜブルックナーは第1主題(「Majestoso」)対第2主題・第3主題(Bedeutend langsamer)というテンポを…
という疑問も湧いてくる。
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