>>797
なんだか>>791から離れてしまって申し訳ない。
「両者を比較して気になるのは、〜この根本的な発想の相違は大きいと思います。」
この段は再現部第2主題のことですよね。

ブルックナーは「ritard.」や「poco riten.」の後に来る「Tempo Tmo」を、
「『今演奏している部分(第2主題)の』基本テンポで」という意図で使ったんだろうけど、
こういうときは通常「a tempo」と書くだろうし、その方が分かりやすい。
「Tempo Tmo」は一般的に「『楽章の』基本テンポで」の意味だろうから。

ブルックナーは第1主題に関わる部分に「Tempo wie anfangs」という指示を書いているから、
「Majestoso」に戻す指示は「Tempo wie anfangs」であって、
第2主題にある「Tempo Tmo」は「Bedeutend langsamaer」に戻す指示だと判断できる。
とはいえ、ブルックナーは普段から楽譜上でイタリア語とドイツ語を併用しているから、
2つの指示の意味の違いは直ちには分かりにくい。

…ヒュナイスはこんなことを考えてブルックナーの指示を書き換えたのでは。