ターリッヒは硬質で即物主義的だが、無味乾燥とは対極にある演奏。
楽器のバランスが絶妙で、旋律を強調したカンタービレにはしないでポリフォニックに聴かせる。
その辺の芸の細かさが彫りの深いニュアンスを作り出しているのだろう。
ターリッヒ・エディションの1954年盤も例外ではない。