結局、バッハの無伴奏の演奏は次の4つのタイプに大別されると思う。

1)精神世界を描写する物語(メロディー)
 →カザルス・ロストロポーヴィッチ・マイスキー・マイナルディなど
2)バロック的舞踏集(リズム)
 →鈴木秀美・ビルスマなど
3)ポリフォニックな複数のテキストの解読(ハーモニー)
 →ジャンドロン・リンデン・ウィスペルウェイなど
4)上記3つのどれとも決めきれず、結局フヌケな演奏になっているもの
 →ヨーヨーマ

1)と2)はそのまま聴いてりゃ何となく感じ取れるが、
3)は、聴く方にも一種の聴き方(想像力)が要求される。

パンドルフォや、ギターによる編曲が面白いのは、
3)が想像力ではなく、本当に音として感じ取れるわかりやすさと
2)の面白みを同時に表現できて
その結果、1)みたいな喜びも時折感じ取れるところにある。