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泥沼にはまって65種の全集が集まってしまったが、もしその中で最初に選ぶならという条件で
いくつかのセットを薦めるなら、このハイティンク&ロンドン響は間違いなくその中に入れたい。

この全集が最初で最後になるかもしれないと考えると、こうした極めてバランスの良い、しかも
4曲を通じて偏ることなく質の高い演奏が望ましい。的確にブラームスの魅力を伝えてくれる。

似たような傾向のセットだと、もはや懐かしい録音になるが、ケンペやヨッフム、ザンデルリング、
シュミット=イッセルシュテットあたりも。もちろん他にも好きな演奏はいくらでもあるんだけど。

そんな自分が今、最も夢中になっているのはワインガルトナー盤。最古のブラ全になるのかな。
とても70年近くも昔の演奏とは思えない切れの良さは、まったく想像だにしなかった。これまで
音質のことも含めて、何となく敬遠して聴こうともしなかったのが恥ずかしいほど。