最高!

"チェリビダッケを批判する人の決まり文句は「遅い」だ。確かに、他の演奏と比べたら遅いように感じるだろう。
しかし、チェリビダッケが何故このようなテンポを採用したのかを考えれば、単に引き伸ばしただけだとは思いつくまい。
ホールの音響や曲のハーモニーなどを熟考した挙げ句の巨匠の結論なのだ。
これをCDの入れ物に収めようとすると、どうしても歪められてしまうものなのだ。
チェリビダッケが録音を頑なに拒んだのも頷ける。
だからCDに収まったものだけで良否を判断することは、チェリビダッケに対して失礼である。
さて演奏はというと、これが凄い。
とかく外面的な効果ばかりが目立ちがちになる《展覧会の絵》で、チェリビダッケは、作品に内在するグロテスクさを抉り取る。
全編に渡る重々しさから、拒否反応を示す人もいるだろう。聞き手に覚悟を要求する演奏だ。
蛇足:初心者向けに一言。このCDをファースト・チョイスしてしまったら大変なことになります。是非他の盤から聴いて下さい。"

ゆーさん
2007年10月24日

こんなレビューがあったら、買う気なくなるわ