>>430
断然オススメなのが51年メキシコの『アイーダ』と57年スカラの『仮面舞踏会』。
『ノルマ』だったら同じ年のスカラのシーズン・オープニングのヤツもとてもいい。
『夢遊病の女』のケルンライヴはスタジオ盤よりはそりゃ出来は上だけどやっぱり
55年スカラライヴのあの"一期一会の破格の名演"感には一歩劣る。55年スカラの
『椿姫』がダメだったんなら翌年の同プロのライヴをどうぞ。MYTOから出てる。
音も若干丸みがあってノイズが抑えられてるし、何よりジュリー二の指揮と
バスティアニーニのジェルモン父の調子はこっちの盤の方が格段に上。

個人的にはカラスの本領はベルカントものよりも、もっと前の古典派プリマドンナ・
オペラだと思っている。当然出来の良い録音も多い。『メデア』だったら
53年スカラと58年ダラスのライヴが甲乙付け難い最高の出来(しかもそれぞれ
全く違う切り口の歌が聴ける)だし、54年スカラの『ヴェスターレ』も、キャリアの
初期の若々しいコレッリの歌唱と相まって素晴らしい(ただしこれは音が…)。
もっとマニアックな作品も聴きたくなったら『アルチェステ』と『トーリードの
イフィジェニー』というグルックの作品群もある。これもオススメ。