>>427
評論家はタイプがいくつかあるけど、
日本では、1日本的ドイツ精神主義者 2楽譜・技術至上主義者
3近代評論を音楽で追及するタイプ 4八方美人方 5音楽学者。
がいるんじゃないかと思う。宇野は1だし、渡辺は2。吉田は3。

1タイプと、2タイプが特に多い。(一番多いのは1と2のブレンド型。)
ピアニストでいうとポリーニは純潔の1タイプ
には嫌われ、2タイプに好かれる。渡辺に近いタイプの評論家はむしろ
多いと思う。

ただ2タイプの評論家で、やたら攻撃的なのは渡辺の特徴かな、とは思う。

俺は個人的にシゲティは評価しているけど、精神主義の立場で評価したいとは
まったく思わない。メニューヒンも同じ。

ハイフェッツはポリーニとは全然タイプがちがって、新即物主義という
当時人気の様式の影響を受けた、ヴィルトゥオーゾ型ヴァイオリニストかな、と
思う。「機会的」という批判より、「目立ちたがりすぎ」という批判のほうが
正しく思う。むしろ人間的魅力を感じるヴァイオリニスト。技術レベルは
最高水準とは全然思わないけど。

渡辺は、ティボー、シゲティ、ムローヴァ、チョン・キョンファ、
五嶋みどり以外のディレイ門下には辛辣かな。ただ技術論ばかりで
肝心の音楽がどういいのか、ということは全然語っていない。

なおディレイ門下だけど、キョンファ、ミドリ、ナージャ、サラ・チャン
シャハム、ミンツとメンバーを見る限り、みんな同じ音で無個性という
批判はどう考えても理解しがたい。かなりアクの強い顔ぶれが並んでいる。