ttp://www.asahi.com/business/update/1220/TKY200712200373.html
ヤマハ、世界的ピアノ会社買収 ベーゼンドルファー 2007年12月20日23時46分

世界的な高級ピアノメーカー、オーストリアのベーゼンドルファー社の全株を
ヤマハ(浜松市)に売却する契約が20日結ばれた。株を保有する地元銀行が発表した。
売却金額は公表していないが、地元紙によると1400万ユーロ(約23億円)という。
ヤマハは名門ブランド買収で、高級ピアノ市場への浸透を図る考え。

ベーゼンドルファー社は1828年創業。
米スタインウェイ、独ベヒシュタインとともに世界3大ピアノメーカーに数えられ、作曲家リストらに愛された。
製造台数は年300台余。平均価格は1台6万ユーロ(約1000万円)だが、日本でも根強い人気がある。

一時、米企業の手にあったが、02年にオーストリアの銀行グループに買い戻され、
現在は米大手投資ファンドのサーベラス・キャピタル・マネジメントの傘下にある。
近年は販売台数が低下、累積赤字が800万ユーロ(約13億円)近くにのぼり、経営難が続いていた。

買収はベーゼンドルファーの営業部長らが独立して約3年前に設立した地元ピアノメーカー、ブロドマン社との争いになったが、
ヤマハはオーストリア国内の工場を存続させ、ブランドを維持することを約束するなど、好条件を示した。