安永徹インタヴューより抜粋(ききて=渡辺和彦)


(ベルリン・フィルの管楽器の人はソリストだが・・・ という話の後に続けて)
「弦の人はオーケストラ・プレイヤーであって、ソリストではありません。たとえば同じヴァイオリンのソロを弾くのでも、《英雄の生涯》の時と、メンデルスゾーンの協奏曲を最初から最後までひとりで弾くのとでは全然違います。
逆に世界的なソリストがベルリン・フィルの中で弾いても、うまくいくわけがないのです」

「技術的にパラパラうまく弾けるというのは、オーケストラのメンバーには必要ではないのです。もちろん最低限の技術は要りますが、それ以上にソリストのように弾ける人はオーケストラには要りません」


まあ、コンマスに必要なのは、管のソリストのような名声でもテクニックでもないんですよ、と言ってるわけだな。