2008年4月26日
ベルリン・フィルハーモニー

ベートーベン/交響曲第9番二短調
指揮 サイモン・ラトル
ベルリン・フィルハーモニー 

ベルリン・フィル定期、ベートーベンの第九を聴いてきた。

期待以上の大名演。
冒頭から、ラトルの仕掛けが次々と炸裂、細かい独自のフレージングが冴え渡る。
第一楽章、第二楽章、ゾクゾク、ワクワクさせてくれる。とてもやさしく美しい。
天上的な第3楽章、弦セクションは本当に素晴らしい。
静けさを打ち消す金管あたりから、一気に、ボルテージが、あがっていく。

そして第4楽章、この躍動感、ものすごい、ラトルも渾身の指揮。燃えている。
オーケストラも音がはじけ飛んでいるというか、スパークしている。
そして、凄いのは、ベルリン放送の合唱。これぞ、世界一の合唱団。
美しいだけではない。どこまでも深い、ハーモニー。こんなのは聴いたことがない。
ラトルも、ゆっくりするところはゆっくりと、合唱の響きを浮き立たせる。
そして、終盤。どんどん加速。ラトルの動きも激しさを増す。
オーケストラ、ソリスト、合唱一体となった、強烈なグルーブ。
だけど何もぶれない。ブラボー。

こんなことが出来るのか。という、衝撃の演奏。超充実の名演。これぞ、21世紀の第九。
というのが、直後の感想。120%以上大満足。ラトルと炎上。ラトルに降伏。