モレアスの「象徴主義宣言」以降、象徴主義という言葉は頻繁に使われるように
なってはいるが、一般に象徴詩派の中心的詩人と目される、マラルメ、ランボー、
ヴェルレーヌ等、真の一流詩人の詩作動機を、到底覆い尽くすことはできないし、
むしろランボーの根本の詩作動機などは、モレアスの宣言とはなんの関係もない。

およそ何々主義という言葉は、ある芸術家の、ある一面のみを照らし出すに留まる。